独りよがりの仕事を避けるには

仕事は油断するとすぐに独りよがりになってしまいます。
私の経験上、業務に慣れてきた時期が一番危ないです。

自分では「完璧」とおもっていても、顧客(もしくは上司)は全くそうは思っていないことも多々あります。
結局は本人の仕事の能力を疑われ、信頼を失うことになります。

では、どうすれば「独りよがりの仕事」を避けることができるか。
手段はいくつかあるとおもいますが、尊敬する経営者や有名な人を参考にしてみたいとおもいます。

一人目は米国のオバマ大統領。副大統領以下、優秀な閣僚やブレインである補佐官を多数揃え、彼らから専門的なアドバイスや知見を得た上で判断を下しています。

また、以前TVで観たソフトバンクの孫社長。ファーストリテイリングの柳井社長を始めとする社外取締役からの意見を大事にして、決断を下しているとのことです。通常の投資案件では批判的な意見で検証を促す柳井氏が、ボーダフォン買収の際は「今買わない方がリスクである」とアドバイスし、孫社長の背中を押しています。

他にも同様な例は無数にあり、優秀な人は自分以外の第三者の意見を大切にし、時には批判も甘んじて受け、自ら反省し行動を修正していく謙虚さを持っています。

むしろ、そのような姿勢の人が優秀な人・成功する人となるのだとおもいます。

逆に駄目な人は、他人の意見に耳を傾けず、自分が正しいと勘違いしてしまうのでしょう。

私自身、データ解析の仕事で、自分では完璧と思って提出した内容が全く駄目で、次からは先輩だけでなく後輩も含めた周りの数人からアドバイスを頂きながら修正することで良い仕事ができたことがあります。

今の社長という立場でも、自分で行ったデータ解析結果(最近はレビューする側ですが)は必ず部下にレビューしてもらっていました。

解析結果の中身については自分の理解が一番深い(当事者ですからプロとして当たり前です)としても、見せ方や相手に与える印象、その他自分では気付かない点が無数にあるので、常に謙虚にクリティカル(批判的)な姿勢で臨まないといけないなと痛感しています。

自社の社員教育にも取り入れていきたいとおもいます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました