アメリエフ株式会社は2014年7月で5周年を迎えました

2009年7月にアメリエフが設立されてから5年が過ぎました。

アメリエフの社員のみなさん、退職された元社員のみなさん、その家族のみなさんのおかげでアメリエフが出来ています。
また、お客様や一緒にお仕事をさせていただいている同業者や関係者のみなさまのおかげで、アメリエフが今日まで存在することができています。
ほんとうに深く感謝しております。ありがとうございます。

あっという間の5年間だったのですが、振り返ってみるといろいろなことがあって、長かったな~とも感じます。

起業の原点を確認して、次の5年間の進むべき「道」と「方向」を確認したいとおもいます。

私が技術者や研究者見習いとして大学や研究所にいたときに、生命科学研究者がプログラミングやLinux操作などを少しでも利用できるようになれば、日本の生命・医学研究は今以上に効率が良くなり、発展するのではないかと思いました。

それまでも研究者向けにデータ解析用のソフト販売や受託をする会社はありましたが、研究の意味や目的を理解して、試行錯誤しながらデータ解析ができる会社は皆無だったとおもいます。
さらに、研究者が自らデータ解析をしたいと考えたとき、バイオインフォマティクスのトレーニングやアドバイスをしてくれる会社も無かったようにおもいます。

(研究者なら独学で勉強しなさい、というプレッシャーとか暗黙の了解みたいなものがあるのかもしれません。)

ただそれだと、「効率よく研究をしている欧米に勝てない」という危機感があります。
2004年から2年余りの期間、フランスのパリ郊外にある研究所に留学させてもらったり、海外の学会に参加させてもらった経験から、そんな想いが日増しに強くなりました。

日本の良き文化の一つとして、師弟による技術の伝承があるかとおもいますが、一方で、特に生命科学分野は技術の進歩が早すぎて師匠である研究者が若い研究者にデータ解析技術を教えられないという問題があります。

IT業界では若者が集まって教え合ったり技術を高め合ったりする文化・習慣があるのですが、残念ながら生命科学研究者のコミュニティには、扱う分野が広すぎるのか、研究者間の競争が激しくて個人主義が徹底されているからなのか、IT業界ほど人数が多くないせいなのか、そのような教え合う文化があまり育っていない気がします。

話しが横道にそれましたが、私が言いたかったことは、
「IT業界のように仲間同士で技術情報やテクニックを共有したりスキルを高め合ったりする文化を根ざしたい!」
ということです。

アメリエフが主催する勉強会やその後の懇親会、バイオインフォマティクス・スクールや出張トレーニングを通して、そんな文化を少しずつ広めていきたいとおもいます!

アメリエフ代表である私 山口は、次の5年間はヒトと人を繋ぐことに貢献していきたいとおもいます。
会社としては、生命科学研究やバイオインフォマティクス研究のコミュニティーが今よりももっと活気付いて、オープンマインドで情報や技術の共有や交換ができる文化を創りたいとおもいます。

アメリエフ株式会社 代表取締役社長 山口 昌雄

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