本日の日経朝刊の社説に、就活長期化の是正が提言されていましたが、
私は全く逆の考えです。
記事で主張されている「4年生の夏以降の短期決戦」では、
1.結果的に就職が決まらない学生が増える
2.就活開始まで気をもんで、結局学業に集中できない
3.短期間に大量の人材を採用に投入するため、企業側の負担が大きい
というデメリットが想定されます。
むしろ、1年生から就活をすれば良いのだと思います。
企業が採用したい人材には、1年生でも内定を出せばよいのです。
高校に入学した時をおもいだすと、大学受験を予定している生徒は、
受験勉強を少しは意識して日々の勉強や試験に取り組んでいます。
大学に入学する時も一緒で、1年生の時からインターンや説明会に参加して、
長期で自己研鑽を重ねながら就職を意識して大学生活に取り組むほうが、
結局は企業の求める人材に成長できるし、より充実した学生生活が送れる
のではないかとおもいます。
採用面接を通して感じたことは、企業(少なくとも自社)が望む人物像の学生が少ないということです。
「社会」に対して真剣に考えていなかったり、自己研鑽を怠ったりしている学生も
少なからずいることが問題と感じています。
誰でも、大学卒業までは ある意味「社会のお荷物」です。
その期間にたくさん勉強(文化活動や遊びも勉強です)をして成長して、
社会に出てから貢献するためにその期間を与えられているという認識を持った学生が増えれば
自分の人生に真剣に取り組めて、本人も採用企業も社会全体もWIN-WIN-WINの三方良しになると考えています。
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