起業10年目の反省

長くブログ更新をサボっていますが、久しぶりの投稿です。
テーマは「起業10年目の反省」です。

2009年7月に起業して今月末で10周年を迎えます。
この10年間を振り返ると、失敗したこと、上手くいかなかったこと、反省だらけです。

大きな反省点を挙げると以下の3つです。
1.事業展開のスピードが遅い
2.組織としての会社経営が上手くできず、属人的だった
3.明確なビジョンや目標が無く行き当たりばったりの期間が長かった

上記の反省点を個別に振り返るのは別の機会にしますが、自分の行動を総括しての反省は『勉強不足』の一言に集約されます。

起業前にあれほどたくさん(年間100冊ほど)読んでいたビジネス書を、この9年間はほとんど読まなくなっていました。

起業前のサラリーマン時代は、会社帰りに区立図書館に寄ってビジネス書を中心に借りてきて、通勤時間や隙間時間に読みまくっていました。その前の研究者時代も、留学中は日本語に飢えていたので、Web上の経営者の記事や起業に関する記事を読み漁り、帰国してからも京都市内の図書館に自転車で出かけたりビジネススクールに通ったりと、時間を作って自分の脳みそにインプットしていました。

起業してからは、技術書や研究に関する専門書は多く読むことで、実務を遂行して売上を作ることはできましたが、肝心の組織作りやビジネス構築には目を向けずに9年間を過ごしてしまいました。

10年目にやっと気づいたのが、自分の仕事は「経営」をすることで、ビジョンを掲げ目標を作り、組織を作り上げていくことだ、ということでした。つまり、経営についても勉強を重ねることが最重要なんです。これも自分独りで気づいたわけでなく、取締役会で顧問や他の取締役、アドバイザーの方々に指導していただいて、ようやく腹落ちするという状態でした。

自分と同じように、起業したり経営をしていて、組織作りや売上アップの壁にぶち当たっている方達にお勧めの書籍が、日本マクドナルド創業者の藤田田さんの著作「ユダヤの商法(新装版)」です。

ユダヤ人が5000年の間に積み上げたビジネスの要点が紹介されていて、なるほど!と思うこと多数です。私は読んでその日から自分の行動に取り入れています。経営者に限らず、サラリーマンでもビジネスに関わるor興味がある方にはお勧めの1冊です。原著は1972年頃に出版され、今年に入って新装版が出たようです。

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山口

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