お金は寂しがり屋

大学を卒業してから、1年余りはいくつかの職を渡り歩きました。
卒業後の4月からはキャバクラ!

正社員のウエイターとして働いたのですが、
立ち止まる時間が全く無いほど動き回る肉体労働です。

経営者、従業員男性、従業員女性(ホステスさん)、お客さんと
多種多様な人たちの集まりで、とても辛い仕事ですが、
社会人1年目としては非常に学ぶことが多い日々でした。

一晩で数十万円つかう人がいたかとおもうと、
値切りに値切ってケチケチした人がいたり、
接待利用の盛り上げたい人たちもいれば、
1人で来て、ゆっくり女性と話したい人もいる。

そんななか、ある証券会社勤務の方と、仲良く話すようになりました。
彼は大抵一人で来店し、決まったホステスさんを指名します。
当時の金融界は大荒れで、三井グループと住友グループが合併したり、
大手金融が倒産したりとサプライズが多い時期でした。

私はお金に興味を持ち始めた時期だったので、
彼といろいろなことを話しました。
(ほぼ100%、私が教えてもらうばかりでした。)

いろいろな人たち(お客さんだけでなく同僚も)のお金の使い方を見て、
お金について考え始めていた時期だったので、
非常に勉強になりました。

キャバクラの次の仕事は、学生時代にバイトでやっていた
塾の講師です。

そこで知り合った、元銀行員の同僚からおもしろいことを聞きました。
それが表題の「お金は寂しがり屋」です。

「お金はちりぢりになるのではなく一カ所に集まる」という意味でした。
今でも納得する言葉です。

お金って(異性もそうですが(笑))、「追えば追うほど逃げていくもの」
ではありませんか?

(つづく・・・)

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