2022年の年頭ご挨拶

Bioinformatics

新年明けましておめでとうございます。 旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

妹が撮影した本州最南端の和歌山県串本町の潮岬からの初日の出

2021年を振り返ると、PHCホールディングスのグループ傘下となり、組織体制を整備し事業拡大に向けて準備をした1年でした。 ブログ記事「今年のアメリエフを振り返りバイオインフォマティクスについて考える」

2022年は公私ともに、何をするか/何をしないかをはっきり区別したうえで物事に取り組む1年にしたいとおもいます。会社として具体的には、バイオインフォマティクスを社会実装するため下記3つの社会課題に注力していきます。
1.創薬研究
2.がん・疾患・感染症研究
3.SDGsを踏まえた環境・衛生・食品微生物研究

バイオインフォマティクスに限らず、生命科学研究分野は機械学習などICT技術の発展によって、ものすごい速度で変化しています。創薬研究においても、深層学習を活用したAlphaFold2によってタンパク質の立体構造が高精度に予測されるようになり、タンパク質の抽出・精製・X線構造解析など多くの手順をかけても明らかにできなかったタンパク質の立体構造と他の物質との相互作用が明らかになりつつあります。また、測定機器の進歩によって膨大なDNA配列が得られるようになり、膨大な情報を処理する計算機資源がクラウド上に用意され、その情報を扱う統計学が発展し新しいアルゴリズムや数理モデルが生み出され続けています。

山口 個人としては、これらの発展に置いていかれないよう、情報収集だけでなく、創業当時のように自らデータに触れて解析し、そのノウハウの情報発信をしていくことで、バイオインフォマティクスによる社会課題解決を実現していきたいとおもいます。 時間は皆に平等に24時間しかありませんから、何かを手放さないと新しいことに取り組む時間が確保できません。そこで、今年取り組まないこと・手放すこともリストアップしました。(ここでの公表は辞めておきます)

本年もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

2022年1月1日 アメリエフ株式会社 代表取締役社長 山口 昌雄

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