少し前からになりますが、仮想サーバー環境である「VMware ESXi Server」を利用しています。
Webアプリケーションなどを開発していると、どうしてもテスト環境が必要になります。
今までは空いているPCにLinuxをインストールして構築していました。
これだと、そもそも1台空きPCが必要、インストールの手間がかかる、といった難点がありました。
が、VMware Serverという仮想サーバーソフトをWindowsやLinux(ホストOS)にインストールして利用すると、そのソフト内で複数の仮想サーバー(ゲストサーバー)を構築することができます。
しかも、一度構築した仮想サーバーはコピーすることができるため、インストールの手間は激減します。
一方でVMware Serverの難点ですが、WindowsなどのホストOS上で動作しているため、
ホストOSを再起動したりログアウトすると、VMware Serverが終了してしまいます。
これを解決してくれたのが、今回利用している「VMware ESXi Server」です。
このソフト自体がOSの機能を持っているため、そのままPCにインストールしてホストサーバーにできます。
インターフェースは最低限の管理機能しかないため、ホストサーバーの画面から仮想サーバーを構築することはできないのですが、Windows用の管理ソフト「VMware Infrastructure Client(VIC)」がホストサーバーのWebページからダウンロードできるため、これを別のWindowsにインストールして仮想サーバーの構築を行います。
このVICと既存の仮想サーバーを変換する「VMware Converter(VC)」がめちゃめちゃすごいんです。
新規の仮想サーバー構築&インストールはVICを通して行うのですが、VICをインストールしたローカルPCのDVD-ROMドライブが利用できるので、簡単に仮想サーバーへOSインストールができてしまいます。
VCは既存の仮想サーバー(VMware Serverや公開されているアプライアンスなど)もESXi用に変換できます。
私の環境だと、Windowsに構築済みのVMware Server用仮想サーバー(約3.6GB)で30分、同容量のアプライアンスで約1時間でESXi用に変換(直接ESXiにコピー)できました。
ESXi内には仮想ハブがあるので、仮想サーバー間でネットを使うとかなり高速に処理できそうです。
稼働率の低いサーバーをまとめられるため、エコにも役立ちそうですね。
現在、仮想サーバーを3台構築してテストしていますが、速度も満足でとても快適です。
以下に参考にしたサイトをご紹介します。
【参考】
VMware ESXiを そこいらのPCにインストールした
VMware ESXi を USB メモリにインストールして HP ML115 で起動
VMware Converter 便利
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