SugarCRMの構築【後編】

一昨日(20日)の記事「SugarCRMをテストしています」の続きです。
「明日書きます」といっておきながら、明後日の深夜になってしまいました。
スミマセン。

気を取り直して、SugarCRMの構築です。
「VMware vSphere 4.0」(無料)サーバー上の仮想サーバーに「CentOS 5.5 64bit」(オープンソース)を構築しています。
#こんな素晴らしい環境が無償で手に入るとは、良い時代になったものです・・・

CentOSは開発者バージョンでインストールしているので、コンパイル等に必要なモジュール群は最初から入っていますが、PHPのモジュールで一部入っていないものがあったので、追加でインストールしました。

1.PHPモジュールのインストール

# yum install php-mbstring php-imap php-mysql php-mysqli

2.PHP設定ファイル(/etc/php.ini)の修正
モジュールのインストール後、/etc/php.iniファイルを修正して、上記モジュールの設定や日本語の設定を行いました。(文末のリンクを参照)

3.MySQLの設定を行いました
MySQLはCentOSの初期インストールバージョン Ver.14.12(最新にアップデート済み)です。

$ mysql --version
mysql Ver 14.12 Distrib 5.0.77, for redhat-linux-gnu (x86_64) using readline 5.1

正直に言いまして、ここが一番手間取りました。もともとPostgreSQLの操作に慣れていて、MySQLはほとんど利用経験が無いので、ユーザーの作成やDBの作成など、基本的な操作もマニュアルを見ながらでした。

mysql> grant select,insert,delete,update,create,drop,file, alter,index \
on *.* to sugarcrm@localhost identified by 'xxxxx';

4.ようやくSugarCRM本体の解凍
ダウンロードしてきた「SugarCE-Full-5.2.0k-Ja.zip」を、
/var/www/html/sugarcrm/へ解凍しました。

ここでポイントがあります。それは、パーミッションです。
sugarcrmの全ファイルに対して、ファイル所有者をapacheユーザー(apacheでのアクセスユーザー:http.confより)に、パーミッションを775(664)にしました。

# cd /var/www/html/
# chown -R apache *
# chmod -R g+w *

5.SugarCRMの起動
ブラウザで、http://localhost/sugarcrm/install.phpにアクセスしてインストール作業を始めます。

ここでハマりました。何度やってもPHPのモジュールや読み込めないとエラーになります。
結局、PCを再起動したら動作しました。
予想ですが、起動時にPHPのモジュールが読み込まれるため、再起動(もしくは何かのコマンド)をしないと再読込されないのかもしれません。

さて、無事にPHPの確認とMySQLの設定を終えて、無事にSugarCRMを起動することができました。

#実際には、何度かインストールに失敗したので、config.phpinstaller_lockedfalseに切り替えて、試行錯誤しながら再インストールをしました。

#現在の利用状況(3日目)ですが、「取引先」を登録しながら、「取引先担当者」を徐々に追加しているところです。

【参考】
日本語版の本家「SugarCRM.jp」のインストールページ(5.2は5.0と同じです)

@IT:SugarCRMの紹介とインストール手順
執筆が2008年と少々古いですが、十分現役の記事です。

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