一昨日の「バイオ系研究室のサーバー導入~梅~」、昨日の「同~竹~」に続き、
今日は松ということで、ハイクオリティのプランをご紹介します。
前提としましては、「高度な(高負荷な)計算を必要とする研究室」ではなく、
専属のIT専門家(バイオインフォマティシャン)がいなくとも、
「資料があればLinuxがインストールできる」という研究室を想定しています。
が、バイオインフォマティクスツールの導入や、次世代シークエンサーやマイクロアレイ、
SNPアレイのデータ解析を行っている研究室を想定していますので、
ある程度のITスキルは必要になってきます。
【目的】
昨日の竹を発展させ、大容量のファイルサーバー、バイオインフォマティクスツールの導入、
全ゲノムデータの解析(次世代シークエンサーやマイクロアレイ、SNPアレイ)
【構成】
CPU: Xeon 5500番台(2.4GHz~)x2個
メモリ: 16GB
HDD: 1TB x 4台~(RAID 1+0: ミラーリング+ストライピング、ホットプラグ、SATA)
OS: 無し(フリーのLinuxであるCentOSやUbuntuなどを自前でインストール)
UPS(無停電電源装置): APC社 1200~
形状: タワー型サーバー
【メーカー】
HP: ラインアップ一覧、オススメ機種 “ML350 G6”
オンライン見積非対応。70万円~(推測)。
Dell: ラインアップ一覧、オススメ機種 “PowerEdge T610”
オンライン見積で上記構成だと70万円前後。
【コメント】
- CPUやメモリ、HDD容量およびRAID構成は、必要に応じて取捨選択が必要。60万円以下も可能。
- 電源は500W~(HDD台数による、プラグ形状は100VでOK)。UPSの導入(約10万円)は必須。
次回は具体例として、SNP解析用サーバーについてご紹介します。
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