夏野剛氏の主張に共感

6/1付けの日経netに掲載された
夏野剛氏の記事「政官財すべてのリーダー層に「10年任期制」を」
とても共感します。

以前私もblogに書いた官僚の任期制ですが、
夏野氏は政界・財界(上場企業)にも広げて、
具体的かつ現実的(?)な提言として、
管理職クラスの10年任期制を主張されています。

現状を維持するだけでも、環境に合わせて変化が必要な時代ですから、
管理職には常に変化が求められています。

であるにも関わらず、同じ組織に長くいると多くの人がマンネリ化や保守的になってしまい、
変化を嫌う傾向が出てきてしまうとおもいます。
これは個人が悪いわけではなく、仕組みが悪いのだとおもいます。

その仕組みを変えようというのが夏野氏の提言で、
私も強く共感するところです。

知人の官僚や公務員は、個人個人はとても優秀ですが、
組織にどっぷりと浸かっているせいか、自己防衛や組織防衛に走ってしまい、
国民のため、市民のための行政にならないケースが多々あるようにおもいます。

民間企業など行政以外の組織がどのようにまわっているか、何を考えているか、
そのことを行政に携わる人があまり理解していない状況で政策を考える愚を
犯しているようにおもいます。

「公務員の常識は、世間では非常識である」ということに
気付いていない官僚のかたが圧倒的多数に見えます。

これだけ多様な日本社会ですから、各業界の出身者が集まって行政を担うほうが
効率も良いし、良い行政ができるのではないかとおもいます。

彼らが「守り」に入るのは、マスコミが官僚批判を繰り返すことも一因だとおもいます。
たしかに、公務員を批判することはたやすく、視聴者の支持も集めやすいのでしょうが、
易きに流された報道をするより、もう少し含蓄のある報道を心がけて欲しいとおもいます。

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