新型インフルエンザ対策への疑問

世界中を騒がせている新型インフルエンザですが、
マスコミの姿勢や水際対策について疑問を感じます。

そもそも「新型インフルエンザ」といわれているインフルエンザウイルスは、
数年後には「季節性インフルエンザ」、要するに普通のインフルエンザ、になると考えられます。

しかも当初想定されていた強毒性の鳥インフルエンザではなく、
通常の経路(鳥→豚→人間)から広まったインフルエンザで、弱毒性です。
(弱毒性の根拠は、現時点における米国での発症者数と死者数の割合から推察)

日本国内において季節性インフルエンザによる死者は毎年1000人前後ですが、
それと比べて過剰に対策をしなければならない理由は見当たりません。
費用対効果の面からも不要であるとおもいます。
(死者数は厚生労働省「人口動態調査」より)

いっそのこと、国内の体制(薬の備蓄や医療機関の対応)が整った段階で、
水際対策を止めて、通常の季節性インフルエンザに対する処置にしたほうが
将来的な被害が拡大することを防ぐのではないかとおもいます。

というのも、弱毒性の新型インフルエンザに感染して免疫を作っておくことで、
将来、万が一に毒性が増した場合でも、体内の免疫によって重症化が避けられる
と考えるからです。

疫学が医療系の大学ですら必修でない現状のせいで、
無知による混乱が増しているようにおもいます。

エセ専門家も多いのが疫学業界ですが、多くの専門家からの意見を総合して、
政府には判断、マスコミには報道、をしていただきたいとおもいます。

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