フェラーリと鉄瓶、奥山 清行 (著)

書評

フェラーリと鉄瓶、奥山 清行  (著)


フェラーリをデザインした日本人デザイナー「奥山 清行さん」の著書です。


執筆時点でフリーランスとなっているようですが、イタリアの世界的なデザイン事務所に所属し、フェラーリのデザインも責任者として担当したご経歴をお持ちで、工業デザイナーとして職人の世界について深い洞察と解説があります。


普段はビジネス書ばかり読んでいる方にとって、職人の世界はとても遠い存在に感じるかも知れませんが、競争の激しい工業デザイナーの世界で日本人が活躍している、ましてやイタリア人にとって象徴にもなっているフェラーリのデザインを担った方の書籍を読み、「神は細部に宿る」という言葉を思い出しました。


デザインとは関係の無い方にこそ読んでいただきたい、気づきの多く詰まった一冊です。

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